
夫婦ともに50代半ばになりました。
いまのところ元気ですが、夫婦の加齢にともなって気がかりなのが愛犬のこと。もし私たちに何かあったら、このかわいい毛玉はどうなるんでしょうか…?
漠然とした不安を抱えているときに見つけ、即日加入したのが、ペトコト×リトルファミリー少額短期保険のペット保険「みらいの約束」。
1か月430円(夫54歳の場合)の保険料で思っていた以上に安堵感が得られたので、同じように不安を抱える飼い主さんに紹介したいなと思いました。

もしもの9割は起こらないと言われていますし、最後まで面倒をみると決意していますが、愛犬のために備えておきたかったんです
目次
「みらいの約束」は未来に備える新タイプのペット保険

2025年2月、冷凍フレッシュフードで有名な「株式会社PETOKOTO」が「リトルファミリー少短」と提携し、ペット保険「みらいの約束」の販売を開始しました。
「みらいの約束」がやってくれること、飼い主がやっておくこと
「みらいの約束」の中身は、ザッとこんな感じ↓です。
- 「飼い主のもしも」から「うちの子の未来を守る」新タイプのペット保険
- 「飼い主のもしも」とは、病気や事故、死亡でペットを飼えなくなる事態のこと
- 犬や猫の飼育継続が困難になった場合、預入先となる保護犬猫団体を紹介
- ペットの引き取りにかかる費用は保険金でカバー
- 保険料は月払いで150円~、飼い主の年齢と選ぶプランで変わる
- 飼い主の医療保険(入院、手術給付金)が付いたプランもある
飼い主がペットのためにやっておくべきことは2つあります。
亡くなった、または要介護状態などの非常事態に備えて「①信頼できる預入先を見つけておくこと」。そして「②ペットにお金を残すこと」。
この2つを保障してしてくれるのが、ペトコト×リトルファミリー少短のペット保険「みらいの約束」なんです。


ペトコトは保護犬猫マッチングサイト「OMUSUBI」を運営していて、リトルファミリーのパートナー企業なんだって!

事業計画でペット信託や保険について言及してたもんね!有言実行な会社なんだなぁ
よくあるペット保険と「みらいの保険」のちがい
一般的に「ペット保険」というと、通院や入院、手術時に給付金が受けられる医療保険を思い浮かべますよね。
みらいの約束はペットの治療費を負担する保険ではなく、飼い主がペットのお世話できなくなったとき、ペットの未来を守る保険です。
具体的にやってもらえる内容は、こんな感じ↓。
- 飼い主に「もしも」が起こったら、預入先(保護団体)を紹介してくれる
- 保護団体へ支払う費用や飼育費用は保険金でまかなえる
飼い主の入院、手術の給付金が支給されるオプションもあり、自身の医療費や入院中のペットホテル代などに充てることもできます。

即決ポイントは「預入先を紹介してくれる」という付帯サポート!愛犬用の資金はすでに用意していますが、預入先に悩んでいたんです

ペットの医療費は給付されないから、混同しないようにしてね
「みらいの約束」と「ペット信託」との違い
みらいの約束を知った当初は「ペット信託とか、生命保険信託みたいな感じかな?」と思ったのですが、「ペット信託」という単語は一度も使っておらず、あくまでもペット保険。
ちなみに、ペット信託について簡単に説明すると…
ペット信託 | 飼い主になにかあった場合に備え、弁護士や行政書士、銀行を介して信頼できる第三者に財産を託し、ペットを飼育してもらう仕組み |
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生命保険信託 | 飼い主が死亡した際、保険金の受取人をペットの飼育を任せる人、もしくは団体に指名し、ペットを育ててもらう仕組み |
互助会 | 飼い主の入院や死亡に備え、ペットの終生飼育を目的として飼い主同士が助け合う仕組み。生命保険信託の仕組みを活用している団体が多い |
みらいの約束 | 飼い主になにかあった際、保護団体を探してくれる付帯サービスが付いたペット保険。保護団体への費用は保険金でまかなえる仕組み。飼い主の入院、手術保障が付いたプランもある |
ペット信託は仕組みがむずかしくてハードルが高く、一般的にもあまり知られていない仕組みだと思います。
生命保険信託は実際に問い合わせたことがあるのですが、ペット向けはごく限られた顧客向けのサービスと言われました。
「ならば、互助会にしようか?」と探してみたものの、理想の団体はまだ見つかっていません。

みらいの約束は第4の選択肢といったところ。サービス内容がシンプルで、保険料が安い点が決め手でした
「みらいの約束」発表当日に加入してみた

「みらいの約束」はペトコトのプレスリリースで知り、サービス開始当日に加入しました。
預入先は審査基準を満たした保護団体
大切な愛犬を託すわけですから、保護団体の信頼性は最も気になるところ。
「みらいの約束」が紹介する保護団体は、ペトコトが運営する保護犬猫マッチングサイト「OMUSUBI」に準じた審査をクリアしているそうです。
- 1年以上の活動実績があるか
- 個人ではなく団体として活動しているか
- 里親希望者の事前審査を行っているか
- 定期的に収支報告を公の場で行っているか
飼い主が飼育不可能な状態になった際は、保護団体を紹介してもらえ、飼育や里親を探すなどのケアをしてもらえるとのこと。
保護団体としてパンフレットで紹介されていたのは、NPO法人くすのき。OMUSUBIに掲載されている団体が主に預入先の候補になるのかな?と思いました。
加入手続きはWEBで完結

質問はチャットで答えてもらえます。私のときは数分でつながり、チャットのやりとりはメールで転送してもらえました。
「夫と私、どちらが入るべき?夫婦ともに入るべき?」という質問に対しては「どちらか片方が加入していれば安心かと存じます」との返信。とりいそぎ、夫だけ加入しました。

夫(54歳男性)の場合、いちばん安い保険金10万円プランで1か月190円。実際に選んだのは、保険金50万円プランで1か月430円でした

プランは契約満了(1年後)まで変更できないから、慎重に選んでね
実際に「みらいの約束」に加入して得られた安堵感
加入を決めた当初は「とりあえず月430円のプランに申し込んで、今後のことはじっくり考えよう」と思っていました。
実際に申し込みボタンを完了した瞬間、ス~ッと気がラクになったというか、安堵感が得られてビックリ。自分が思っていた以上に「夫婦のもしもによる愛犬の将来」が気がかりだったみたいです…。
さびしいですが、年齢を重ねるごとに肉親は減り、人との関係が希薄になっていきます。
これからの時代は、適正なお金を支払って愛犬を専門団体に託すのが自然になっていくのかもしれませんね。
「みらいの約束」のデメリットと疑問点

ここまでメリットを中心に書いてきましたが、当然ながら疑問点や懸念点もありました。
自分の覚書の意味もこめ、「みらいの約束」についてQ&A方式でまとめてみました。
- なぜ保険料が安いの?
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書面を交わさず、WEB上で契約が完了するため、人件費がカットできるからだそうです。ライフネット生命みたいなイメージでしょうか?
安いといっても、80歳を超えると一気に高くなるので、年齢とリスクと保険料のバランスを考える必要があるなと思いました。
みらいの約束の保険料表はこちら
- ふつうは飼い主よりペットのほうが先に旅立つだろうし、保険料がムダにならない?
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保険は助け合いの仕組みなので、たとえうちが利用しなくても、ほかの家族のために使ってもらえます。
保険を使わずに済むなら、むしろその状況を喜びたいと思いました。
- 保険給付金が10万円、50万円、100万円の3プランあるけど、どれがいいの?
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保護団体の引き取り費用は、最低でも10万円はかかるのだそう。
小型犬 中型犬 大型犬 猫 一般 10~15万円 15~20万円 15~20万円 10~15万円 シニア 15~20万円 20~30万円 30万円~ 10~20万円 うちは小型犬1頭なので50万円プランにしましたが、多頭飼いなら100万円コ―スも検討したほうがよさそうです。
- 保護団体は飼い主が事前に選べるの?
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保護団体は選べないそうです。審査をクリアした保護団体の中から紹介してくれるようです。
- ペットの引取り費用は、どう使われるの?
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引取り費用はペットの品種と健康状態によって個別に算出され、飼育費用や保護団体の運営費用に充てられるとのこと。
シニアや持病があるペットなら、なおさらお金をしっかり残してあげたいですよね。
- 保険料を支払う以外にやっておくことは?
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飼い主が行うことは2つあります。
1つめは、保険金受取人や信頼できる第三者に「うちの子を守る保険に入っているから、もしもの場合は保険会社に連絡してね」と伝えておくこと。
2つめは、リトルファミリーが引取先を見つけてくれたあと、第三者に保護団体まで連れて行ってもらう必要があります。
- 保護団体に支払ったあと、残った保険金はどうするの?
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給付金の使い道は保険金を受け取った人の自由。
たとえば50万円プランの場合、保護団体に10万円必要経費として支払ったあとの40万円は残すこともできるし、そのまま保護団体に渡すこともできるそうです。
保護団体が当該ペットの飼育費用だけに使うか、団体の運営に使うかは、預入時の話し合い次第になりそう。
私たち飼い主が愛犬のためにやっておくこと

頼れる家族はいますか?愛犬を託せる友人はいますか?いない場合は、対策を考えていますか?
昨今では、飼い主が急に亡くなった、介護が必要になったなどの理由で保護団体に引き取られるペットが増え、さらにそのペット自身も高齢で持病があるケースも多いそうです。
私たち夫婦にとって「みらいの約束」は、保険金よりも預入先を探してくれる付帯サービスが大きな魅力でした。
最低限の備えはできたので、ペット信託や互助会など、より愛犬を守れる仕組みをひきつづき検討していくつもりです。

記事の最後に、私たち飼い主が最低限やっておくべきことを復習します。
- 愛犬と飼い主、同レベルで健康管理に気をつける
- 日ごろから愛犬の健康記録とワクチン証明書をまとめておく
- 愛犬用の資金を準備しておく
- 「もしも」のために預入先を決めておく
- 家族や友人に頼れない場合は、保険や互助会等を検討する
- 「もしも」が起こってしまったら、保険受取人に手続きをしてもらい、愛犬を預入先に連れて行ってもらう

ママとパパの「もしも」は、ボクたちの運命を大きく左右するもんね

うちのママは「わんこNISA」と称して、わんこ用の積み立て投資もやってるよ

インフレで食費も医療費も高くなってるから、あなたたちの明るい未来に備えておかないとね!大好きだよ!