成長期終了!生後9か月の愛犬はなに、犬生はじめてのフレッシュフードを買いました。
選んだのは、フレッシュフードでは数少ない成犬用の総合栄養食、バディフードです。
あまりにうれしかったので先に結論を書いてしまうと、小食&偏食だったはなの「食欲スイッチ」が入りました…!
食べること自体に興味がなく、育児ノイローゼになって獣医さんやトレーナーさん、ようちえんの先生たちに相談しまくったあの日々が嘘のよう…
「どうせ食べないだろうな」と7割くらいの確率であきらめていたので、驚きと高揚感に包まれました(夫婦で小躍りした)。
ブログは「あんなこともあったなぁ」と記憶を鮮明に呼び起こしてくれるので、愛犬はなの成長記録として、バディフードのレビューを書き残します。
はなの写真がかわいいのでぜんぶ読んでほしいけど、時間がない方は目次をみて必要なところにジャンプしてくださいね
目次
「わたしがバディフードを食べるよ」~愛犬はなのプロフィール~
生年月日 | 2023年5月30日♀ |
体重 | 1.48~1.54キロをうろうろ |
BCS(肥満度) | 適正 |
活動量 | 多め |
悩み | 小食で偏食 お腹が弱く、下痢しやすい お留守番ができない |
はなを迎えたのは、生後半年のころ。ブリーダーさんにお肉たっぷりの美味しいごはんを食べさせてもらっていたので、とても舌が肥えた子でした。
夫とのLINEを検索すると、3か月間でなんと68回も「食べない」という単語が使われていました。
具体的にどれくらい食べなかったかというと…
- ごはんやオヤツを口にするのに30分~数時間
- 高級缶詰も匂いを嗅ぐだけ
- ヤギミルクは飲むが、ビタミンやミネラルが添加されたミルクは拒否
- チュール系は気が向けば食べるものの、ビタミンやミネラルが入ったタイプは絶対にダメ
- クッキー、お芋さえ食べない
私もしんどかったですが、きっとはなだって同じ。呪いのような「たのむ、食べてくれぇ…」の圧にうんざりしていただろうなぁと思います。
生後7カ月で成長がピタッと止まったので、獣医師さんのアドバイスに従い、生後9か月で成犬用ごはんに切り替えることにしました。
ちなみに私は犬バカな元ドッグフード開発者。15年ぶりの子育ては、悩みながらも、ただただ幸せです
これまで5匹の愛犬たちを見送りました。
5通りの病気、介護、そして看取りを経験して知識は増えましたが、同時にとても臆病で心配性になりました。
でも、そんな私だからこそ、伝えられることがあるんじゃないか?と前向きに頭を切り替え、ブログを再開しました。
次は、アレコレ考えすぎてしまう私が「はなのフレッシュフードデビューにバディフードを選んだ理由」を書いていきます。
私がバディフードを選んだ理由~ペトコト、ココグルメとの比較~
バディフード | ペトコト | ココグルメ | |
お試し価格 | 2,870円 138g~217g×3パック | 490円 75g×4パック | 980円 100g×4パック |
定期便 | 初回30%オフ | 初回30%オフ 2回目以降10%オフ | 毎回20%オフ |
コスト試算 ※はな1.5㎏の場合 ※1か月あたり | 約11,000円 | 約10,000円 | 約13,000円 |
消費税 ※取り扱い | 8% 食品 | 10% 雑貨 | 10% 雑貨 |
内容量 | 138g~217g ※1袋200Kcalに統一 | 150g ※100gあたり144~152Kcal | 100g ※1袋104~128Kcal |
種類 | 9種類 | 4種類 | 4種類 |
療法食 ※機能性フード | 3種類 低脂質2種類/早期腎臓サポート | なし | なし |
穀物 | 使用(米)、不使用の2タイプ | 使用(米)、不使用の2タイプ | 不使用 |
ビタミン・ミネラル | 人間の食品と全く同じ品質・安全性 | 人間基準の安全性をクリア ※ワキ製薬が製造 | 人間向けの食品で利用される海藻由来のミネラルとビタミン |
対象 | 成犬 | 全年齢 | 全年齢 |
監修 | DC one dish 犬猫の栄養学を専門にしている日本の獣医師チーム | ニック・ケイブ氏 世界に約90名しかいない獣医栄養学専門医 | 米国L.V.T./ペット栄養管理士、北海道大学名誉教授 他 |
原材料 | ほとんどが九州産、あとは北海道産 | 国産食材がメイン | 国産、国内製造の食材のみ |
工場 | アトスフーズ 鹿児島県にある人間用の食品を作る会社 | 人間用の食品を作る国内工場 | 人間用の惣菜を作る食品工場 |
製造法 | パック後、風味を損なわないよう、低温・短時間で殺菌処理し、冷凍 | 真空パックされたパックを再度加熱して殺菌後、急速冷凍 | 低温加熱製法で調理後、急速冷凍 |
賞味期限 | 6か月 | 10か月 | 1年半 |
返金制度 | あり | あり | あり |
配送 | ヤマト運輸 880円 | ヤマト運輸 880円 | ヤマト運輸 880円 |
返信 ※私の場合 | 早い ※メールの返信まで4時間 ※返信内容があったかい | めちゃ早い ※メールの返信まで40分 | めちゃ早い ※LINEの返信は45分 |
特徴 | 1300以上の動物病院と提携 全年齢用ではなく、成犬用に調整された総合食と療法食を発売 犬に特化し、生活習慣病の予防を食事から提案 | フレッシュフードの先駆け的存在 保護犬猫活動に積極的 出逢いから看取りまで、ペットライフのインフラを構築中 | テレビCM放送 累計1億2000万食以上を販売し、会員数、売上1位 ※国内フレッシュフード 社員犬を吸う「犬吸い社長」が話題 |
ミッション | 世界中の愛犬が、1日でも長く健康に暮らせる社会を実現する | ペットを家族として愛せる世界へ | 食事体験を豊かにし、動物と家族のきずなを深める |
公式HP | バディフード | ペトコト | ココグルメ |
一般的なレビューなら、バディフードの原材料の安全性や透明性をくわしく説明するところですが、私はあえて省略することにしました。
商品情報は公式サイトやNOTEをみればわかりますし、フレッシュフードの口コミを探すような飼い主さんは食への意識が高いので、すでにある程度チェック済みだろうと考えたからです。
では本題、愛犬はなのフレッシュフードデビューになぜバディフードを選んだのか?
フレッシュフード人気3社(バディフード、ペトコト、ココグルメ)を比較しながら、理由を説明します。
ボクは3社とも食べたけど、ぶっちゃけ、どれも美味しいよ!
私もこの3社のごはんなら躊躇なく食べられるし、どれも美味しかったよ
じゃあ、なんでバディフードを選んだの?お試し価格、いちばん高くない?
「成犬用」か「全年齢用」か
バディフード、ペトコト、ココグルメは、3社ともに栄養バランスが調整された総合栄養食です。
大きくちがうのは、対象が「全年齢用(オールステージ用)」なのか、「成犬用(維持期用)」なのか、です。
バディフードは成長期が終わった成犬用、ペトコトとココグルメは全年齢用に作られています。
私はメインのごはんは成犬用を食べさせたい派!過去にドッグフードを作ったときも、成犬用の総合栄養食として発売しました
ドッグフードのランキングサイトを見るとよくわかるのですが、フレッシュフードに限らず、プレミアムフードは全年齢用が圧倒的に多いです。
全年齢用のメリットは、子犬~シニア犬まで、すべての年齢の犬が食べられる(=購買層が広い)こと。
デメリットは、子犬と成犬では必要とする栄養価(特にカルシウムやナトリウム、リン)がちがうこと。
私のイメージだと、子犬と成犬、両方に合わせようとすると処方がボヤける(どっちつかずの状態になる)感じ。成犬には●●が多くなりがちだし、子犬には●●と●●がちょっと少ないよね?…みたいに捉えています。
2023年は成犬向けのフレッシュフードメーカーが何社か出てきたので、今後は成長段階に合わせたフレッシュフードが主流になっていくのかもしれません。
「犬と穀物」考え方のちがい
ドッグフードの原材料に穀物(米・小麦・大麦・トウモロコシなど)を入れる、入れないに関しては、いろんな考え方があります。
3社の考えを下記にまとめてみたのですが、バディフードとペトコトは同じような考え方ですかね?ちがいを見ると勉強になるので、比較しながらご覧ください。
私の考えは、バディフードとペトコトと同じ。穀物は栄養が豊富なので、食物不耐症やアレルギーがないのであれば、ほどよく食べさせたいなと思っています。
開発に携わったドライフードにも穀物を入れました
レシピを監修した「獣医師の本気度」は見える?
CEOやCOOの経歴と、商品への想いは細かくチェック!会社の方向性や資金調達の様子も観察しています(もはや趣味)。
それと同レベルで気になるのが、レシピを監修した獣医師さんの本気度です。
実績や肩書きも重要だけど「どんな獣医さんが、どんなエビデンスのもと、どんな想いで、どうやってレシピを作ったか」をくわしく知りたい!
バディフードのレシピは、強い理念をもったペット栄養学専門の獣医師チーム(DC one dish)が開発、監修しています。
言い方がむずかしいのですが、どの組織にも忖度しない、媚びない、栄養学に対する熱量がとにかくものすごい方々です(コワいと感じることがあるくらいに)。
日々、TwitterやInstagramなどのSNSで情報を発信してくださるので、商品が身近に感じやすく、「はなにバディフードを食べさせたい」と思いました。
全国1300以上の動物病院がバディフードと提携しているのは、このエビデンスに基づいた本気度が現場の獣医師さんたちの信頼を獲得したからなんでしょうね。
私は「犬に特化した会社」が好き
バディフードは犬に特化したメーカー。ペトコトとココグルメは猫用のフレッシュフードも販売しています。
これこそ本当に個人的な考えですが、飼い主としては、犬に集中して商品開発をしているメーカーのほうが気持ちがいいです
「社内のリソースが分散しないのかな?」なんてことも邪推しちゃいますし、「たのむ、犬に集中してくれ!」っていう自分勝手な思いが根底にあるのだろうと自己分析しています(いやもう、ごめんなさい)。
例えるなら、愛犬が難病になって、二次診療を探したときの気持ちに似ているかもしれません。
あれもこれもやっている病院よりは、その病気の治療に特化した病院のほうがよさそう…みたいな感じです。
このレビューでは触れませんが、広告宣伝の内容も私はバディフードが好みです。
「賞味期限のちがい」も気になる
賞味期限が大きくちがう点も気になっています。
賞味期限は、バディフードが6か月、ペトコトは10か月、ココグルメは1年半です。
バディフードの賞味期限が短いのは、食材本来の風味を守るために低温、且つ短時間で殺菌処理しているから。
高温で殺菌すると、保存期間は延ばせるものの、食材の香りや味が飛んでしまうというデメリットがあるそうです。
私はドライフードの開発しか経験がなく不勉強なのですが、メーカーによって殺菌と冷凍工程に大きなちがいがあるのは明らか。いつか深堀りしてみたいです。
頻繁に開閉する家庭の冷蔵庫は、温度変化が激しいから劣化が心配。届いたら早めに食べさせたいので、賞味期限は半年で充分かな
私がバディフードを選んだ理由をまとめると
原材料や製造方法に関しては、3社とも安全性と透明性にこだわっていますし、とても美味しいです。
正直、外から見られる情報だけでは甲乙つけられませんでした。
私は成長段階や年齢、悩みに合わせて食事を選びたいですし、穀物ならではの栄養を美味しく摂ってもらいたいし、レシピ監修者の熱量も気になる…
総合的に考えて、バディフードならこれから十数年、ともに生きていく相棒の健康を託せると思いました
さらに、バディフードは税務上も「食品」として取り扱いが可能になったようです。
Buddy FOODは開始当初から、食品と全く同じ安全・衛生基準で、食材の調達から調理まで行ってきましたが、税務上も「食品」としての取り扱いが可能となり、適用税率を従来の10%から、軽減税率である8%に引き下げました!
※一般的な“ペットフード”は食品ではなく、”雑貨”として取り扱われているため、10%の消費税率が適用
バディフードメルマガより引用
唯一気になるとしたら、バディフードのお試しセットが2社に比べて高い点(たまにキャンペーンで安くなるみたいです)。
定期便にしたときのコストに大きな差は感じないですが、試しにくいと感じる飼い主さんは多いかもしれませんね。
もちろん、今後、他社の新商品を試すなどして「こっちのフレッシュフードのほうがいいな」と思ったら変えます!そのときはこのブログにも書きますね。
バディフードを家族で食べてみました
バディフードのレシピは合計9種類。そのうち3種類(❼❽❾)は療法食レベルのフレッシュフードです。
- 黒毛和牛
- 鶏ささみ
- 豚もも
- サバ
- 鶏むねレバー
- 豚ハツ
- 低脂質チキン・ケア
- 早期腎臓サポート サバ・ケア
- 低脂質ハツ・ケア 2024年5月新発売
お腹が弱く、下痢をしやすいはなには、脂質控えめな「鶏ささみ、鶏むねレバー、豚ハツ」の3種類を選びました。
低脂質チキン・ケアを選ばなかった理由は、低カロリーなぶん、量をたくさん食べる必要があるので、小食なはなには向いていないから。
また、成長期は終わったものの、ある程度しっかり脂質を摂ってもらいたいと思ったからです。
鶏ささみ
愛犬の食べっぷり | |
飼い主の試食評価 | |
原材料 | じゃがいも、鶏ささみ、米、鶏卵、にんじん、オクラ、食用サフラワー油、デキストリン、酵母、植物油脂/焼成Ca、未焼成Ca、塩化カリウム、L-メチオニン、酸化Mg、L-シスチン、リン酸Ca、ピロリン酸第二鉄、ナイアシン、パントテン酸Ca、ビタミンB2、ビタミンB1、ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンD |
保証分析値 | 粗たんぱく質:7.8%以上 粗脂肪:2.4%以上 粗繊維:0.11%以下 粗灰分:1.3%以下 水分:85.5%以下 |
乾物換算 | たんぱく質:約40% 脂質:約13% |
メモ | 低カロリー、低コレステロールレシピ 食材ひとつひとつの風味がハッキリわかる、素朴な味 家族一致で高評価、定期便でオーダーしました |
はなの食べっぷり
最初に開封したのは、鶏ささみ。「少量ずつ、時間をかけて食べ慣れてもらおう」と思っていたら、拍子抜けするほど迷いなく食べ始めました。
1.5キロのチビにはニンジンのカットがすこし大きくて、ポロポロこぼしながらモグモグ。
「ニンジンが大きいなら輪切りのオクラは到底ムリでしょ」と思っていたら、時間をかけながらもすんなり食べたのでビックリ。
クッキーやパン、お芋すら食べない子なので、「野菜を食べるのかい!それも輪切りのオクラァ!」とツッコみを入れる結果になりました。
飼い主が食べた感想
ひとこと、素朴で美味しいです。「あ、これはニンジン、卵、鶏肉だな」と食材の味がひとつひとつしっかりわかります。
犬用なので塩味は感じられないですが、出汁がきいたパラパラの鶏おじやというか、油をひかずに作った水分多めのチャーハンみたいな感じ。
鶏ささみは焼いた香ばしさがわかるし、オクラはネバネバがちゃんと残っていて、それぞれの食材を活かして作っているのが実感できました。
卵はどうやって調理しているんだろう?炒り卵かな?口に入れた瞬間、卵感がしっかり感じられます。
卵の仕入れ先はキューピーって書いてた!あのキューピー♪
鶏むねレバー
愛犬の食べっぷり | |
飼い主の試食評価 | |
原材料 | かぼちゃ、米、鶏むね肉、しいたけ、ブロッコリー、鶏レバー、食用サフラワー油、ローストアマニ、デキストリン、食塩、酵母、植物油脂/ 焼成Ca、未焼成Ca、塩化カリウム、L-メチオニン、酸化Mg、L-シスチン、リン酸Ca、ピロリン酸第二鉄、ナイアシン、パントテン酸Ca、ビタミンB2、ビタミンB1、ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンD |
保証分析値 | 粗たんぱく質:7.9%以上 粗脂肪:4.9%以上 粗繊維:0.44%以下 粗灰分:1.4%以下 水分:80.9%以下 |
乾物換算 | たんぱく質:約34% 脂質:約21% |
メモ | 卵不使用/高たんぱく 飼い主は「うま!」と声が出ましたが、はなはカボチャの皮とシイタケに苦戦したので、定期便では外しました |
はなの食べっぷり
飼い主が「いちばん好きな味なんじゃないかなぁ」と予想していたのが、鶏むねレバー。
写真のとおり、食べっぷりはいいのですが、鶏ささみや豚ハツほどではなく、カボチャの皮とシイタケを噛むのに苦戦していたので評価を3にしました。
はなのように体が小さく、飲みこまずに一口ずつしっかり噛むタイプだと食べづらいのかもしれません。
いったん定期便からは外しましたが、フレッシュフードを主食にしてから食べ方が上手になったので、次回の定期便で再チャレンジするかも。
飼い主が食べた感想
はなが苦戦した一方で「なにこれ、一袋ぜんぶ食べたい」と声がでたのが、レバーが苦手なはずの飼い主。
洋風リゾットみたいな味わいで、ちょっと味付けしてチーズをかけてオーブンで焼いたらレストランメニューになりそう。
鶏ささみはひとつひとつの食材が主張するレシピでしたが、鶏むねレバーはレバーのまったり感とカボチャのホクホクした甘味、シイタケのジューシィな旨味がまろやかに一体化していました。
食材はほとんどが九州産で、すこし北海道産がある感じなのね
豚ハツ
愛犬の食べっぷり | |
飼い主の試食評価 | |
原材料 | 豚ハツ、米、ビーツ、キャベツ、食用サフラワー油、オクラ、ローストアマニ、かたくちいわし、デキストリン、食塩、酵母、植物油脂/ 焼成Ca、未焼成Ca、塩化カリウム、L-メチオニン、酸化Mg、L-シスチン、リン酸Ca、ピロリン酸第二鉄、ナイアシン、パントテン酸Ca、ビタミンB2、ビタミンB1、ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンD |
保証分析値 | 粗たんぱく質:9.1%以上 粗脂肪:5.4%以上 粗繊維:0.11%以下 粗灰分:1.8%以下 水分:78.6%以下 |
乾物換算 | たんぱく質:約35% 脂質:約20% |
メモ | 卵不使用/オメガ3脂肪酸が豊富 豚ハツのコリコリ食感と独特のクセが大好きみたいなので、定期便でオーダーしました |
はなの食べっぷり
挑むように食べるこの顔が物語っていますが、かなり好きみたいです。
全体的に赤いのは「飲む輸血」と言われるビーツの色(ポリフェノール)。ビーツは甘味がありつつも個性が強い野菜だと思うのですが、こんなに食べるもんなんですね。
3種類のうち、いちばん食べっぷりがよかったのが豚ハツなので、まよわず定期便でオーダーしました。
飼い主が食べた感想
今年1月に発売されたばかりの豚ハツ。卵を使用していない、新レシピです。
私はホルモンが苦手なので、豚の心臓というだけで試食を躊躇…口に入れるとホルモン独特のクセに煮干し(かたくちいわし)の風味が相まって、私はダメでした(笑)
でも、このクセとコリコリ感、ビーツの(カブに似た)シャキシャキ感がはなの「好き」にピタリとはまったんですね。
そうそう!はなは豚ハツを食べると、朝一番のおしっこがほんのりピンク色になります(夫が気づかないほど、わずかに)
これは血尿ではなく「ビーツ尿」と言われる現象。ビーツのポリフェノール(ベータシアニン)の影響で赤くなるそうです(要は問題ないってことです)。
ビタミンB2のサプリを摂ったあとにおしっこが黄色くなるのと同じ現象なのかなと思っていたら、犬友さんの情報では、胃酸の分泌が少ないと赤くなる可能性が高いとのことでした。
ベータシアニンは胃酸でしか分解できないから、胃酸の出方がよくないとおしっこが赤くなりやすいみたいです。
胃酸の分泌具合をチェックするためにビーツを食べる人もいるらしいよ
それぞれのレシピで味わいがちがって、素朴で美味しい。はなとバディフードを食べながら、「素材と調理方法がよければ、凝った味付けは必要ないのよね…」としみじみ思いました。
【バディフードの口コミ集】お友だちわんこの感想は?
犬友さんたち(5わんこ)に、バディフードを試した感想を聞いてみました。
もともとはInstagramがご縁で知り合ったご近所さんたち。私が引っ越したあとも相談にのってくれる大切な友人たちです。
「はなにバディフードを注文したの」と話したら、ちょうど豚ハツ新発売キャンペーンが開催中だったみたいで、「私たちも買ってみるよ~」とみんなで同時期に試すことになりました!
こういうのって楽しいな。
はなこちゃん(8歳/マルチーズ)
- 今後も食べさせたいごはん
- 全年齢用ではなく「成犬用」なのがいい
- はなこちゃんは豚ハツに入っているビーツでピンク色の「ビーツ尿」が出た!
- 1袋200Kcalに統一されていると計量がちょっと手間
- カスタマーサポートの対応が迅速で丁寧だから信頼度が増した
こうめちゃん、はなこちゃんママとは「バディフードはオメガ3系のオイル(魚油とか亜麻仁油)をあえて入れてなさそうなのがいいよね」と意見が一致
ママたちって、油の酸化をめっちゃ気にするよね
YUMEちゃん(マルチーズ/7歳)
- 食材が大きくてバラバラしていて硬いから、シニアのYAMATOくんは食べにくかった
- 食べやすくするために再調理すると栄養素が壊れそうだから、残念ながら再購入には至らず
ボク、ものすごくわかる!フレッシュフードって、歯が少ないシニアには食べにくいものが多いんだよ…
口からこぼれにくいシニア用のフレッシュフードって、なかなかないんだよね
ちゃちゃ丸くん(11歳/ミックス)
- モリモリお召し上がり
- 飼い主も味見したところ、卵の風味がしっかり感じられて美味しかった
- 監修獣医さんのSNSが「厳しくてちょっとコワいな…」と感じつつも、とても信用している
ちゃーくんは豚ハツ(ビーツ)を食べてもおしっこが赤くならないんだって
新商品とか、イベント情報とか、ちゃちゃ丸くんママは情報が早くていつも教えてもらってます
「大切な家族に安全で美味しいものを食べさせたい」「健康寿命を延ばしてあげたい」
愛犬への想いはみんな同じなのですが、それぞれの経験と得意分野があって、鋭い質問や、ときには反対の意見が出ることもあります。
それがまた新たな気づきにつながり、勉強になるんです。
フレッシュフードは新しいジャンルのごはんだから、勉強会があればいのにな!ボクたち、知りたいことがいっぱいあるんだよ
【体重別】バディフードにかかるコスト
バディフードのデメリットは「値段が高い」、この一言に尽きます。
とはいっても、フレッシュフードはどこも高額。24社くらい比較したのですが、フレッシュフード業界全体で見るとバディフードは安い価格帯なんです。
私がフレッシュフードを買う理由は、未来への投資です。食べるものが身体を作るので、将来の医療費を食事代として前払いしている感覚…ですかね。
もろもろ気をつけていて病気になってしまったら、それはもう生まれもった遺伝子と運命のせい。愛犬の個性だと受け入れて、病気とうまく付き合っていきたいです
初めてバディフードをお試しするときは
バディフードには2つのお試し方法があります。
【1家庭1回限定】3パック特別セット:2,870円
※送料無料
※たまにキャンペーンで安くなります
定期便:初回30%オフ
※到着後2週間以内は返品・返金可能
※初回だけで定期購入を止めてもOK
お試し3パックセットはほぼ定価なので、割引と返金保証がある定期便のほうがおすすめです。
わがやの場合、亡くなった愛犬ぎんに定期便を注文したことがあったため、初回30%オフの特典が使えませんでした。
はなが食べない可能性を考慮してお試し3パックを購入し、いまは定期便18パックコースを注文しています。
体重別コスト【1.5キロの場合】
1日/0.6パック | 1か月/18パック | 1年/219パック | |
100%バディフード | 340円 | 10,692円 | 12万3,900円 |
50%バディフード | 170円 +ドライフード費 | 5,346円 +ドライフード費 | 61,950円 +ドライフード費 |
設定条件は「成犬(1歳~6歳)、避妊(去勢)済み、活動量少なめ、病気なし」。1か月に1度、18パック(31.5日分/10,692円)の定期便が届く条件で算出しました。
賞味期限は6か月あるので、24パックの定期便(42日分/12,672円)にすれば、コストはもっと抑えられます(1日302円)。
愛犬はなは1.5キロ。実際に食べさせている量は、オヤツのカロリーを考慮して1日0.5パックです(1か月15パック/8,910円)。
バディフードは1パック200Kcalに統一されているから、どのレシピも同じ量を食べさせればいいんです。1袋のカロリーが統一されている便利さ、伝わってほしい…!
体重別コスト【3キロの場合】
1日/約1パック | 1か月/約30パック | 1年/約365パック | |
100%バディフード | 507円 | 15,200円 | 18万5,000円 |
50%バディフード | 254円 +ドライフード費 | 7,600円 +ドライフード費 | 92,500円 +ドライフード費 |
設定条件は「成犬(1歳~6歳)、避妊(去勢)済み、活動量少なめ、病気なし」。表に記載したコストは、定期便24パックコースで算出しました。
体重が3キロの場合、定期便12パックコース(7,920円)だと12.5日分、18パックコース(10,692円)は19日分、24パックコース(12,672円)で25日分です。
3キロを超えると、ドライフードとの併用が現実的かな?
体重別コスト【5キロの場合】
1日/約1.4パック | 1か月/約42パック | 1年/約515パック | |
100%バディフード | 745円 | 22,360円 | 27万2,000円 |
50%バディフード | 373円 +ドライフード費 | 11,180円 +ドライフード費 | 13万6,000円 +ドライフード費 |
設定条件は「成犬(1歳~6歳)、避妊(去勢)済み、活動量少なめ、病気なし」。コストは定期便24パックコースの金額で計算しました。
体重5キロの場合、12パックコースで8.5日分(7,920円)、18パックが13日分(10,692円)、24パックが17日分(12,672円)です。
5キロになると、さすがにかなり高くなっちゃうんだね。人間並みの食費がかかっちゃうのか…
プラスで医療費がかかる場合は、さらに頭を悩ませることになりそう。
でも、やっぱり手作りごはんを食べさせたい…そんな飼い主さんに提案したいのがこちら↓
予算オーバーなら「犬のさしすせそ」を活用してみて
「うちの子は身体が大きいから、多頭飼いだから、バディフードをメインに食べさせるのはムリだなぁ」
もし、私が同じ立場なら、犬のさしすせそを活用します。
「犬のさしすせそ」はDC one dishの獣医師チームが運営する手作り総合栄養食のレシピサイトです。
そう!バディフードのレシピを監修している獣医師さんチームが運営しているんです。
総合栄養食基準のごはんに仕上げるには別途サプリが必要ですが、手作りごはんとカリカリ、フレッシュフードを併用して、予算と手間のいいバランスを探るのはどうですかね?
家にある食材で安く作れるレシピとか、イベントや記念日のお祝いレシピが載ってるよ
年齢など条件によって必要なカロリーは変わります。実際の数値はバディフードの無料フード診断を使って計算してみてください。
また、1日あたりの必要カロリーは、メーカーの計算ツールによっても結果がちがいます。
私は環境省が出している犬のボディコンディションスコア(BCS)を参考にしたり、動物病院で定期的に体重と体脂肪率の測定、血液検査をしてもらいながら、ごはんの量を調整しています。
ごはんの量は、体重とBCS(肥満度)をみて総合的に判断してもらってね
ボクとねねはふたごの兄妹でおなじ体重なんだけど、ねねのほうが太りやすいんだよね(こそっ)
【Q&A】バディフードの気になるアレコレ
商品については公式サイトを見ればわかるので、それ以外のみなさんが知りたいであろう内容を私の主観をたっぷり入れてまとめました。
- 到着までどれくらいかかった?
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注文から到着まで5日かかりました(宅配会社はヤマト運輸)。
具体的には、2/6注文⇒8日発送⇒10日着。九州から関東への配送は時間がかかりますし、Amazonプライムやあす楽に慣れていると遅く感じますね。
- 届いたとき、賞味期限はどれくらい残ってた?
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バディフードの賞味期限は6か月。低温で殺菌しているので、他社のフレッシュフードより賞味期限は短めです。
うちに届いた商品は賞味期限まで5か月半ほどあったので、作り立てが届いたんだなとわかりました。
ちなみに私は賞味期限は短くていいです。家庭の冷凍庫は開け閉めが頻繁で温度変化が激しいので、冷凍であっても早めに食べさせたいからです。
- おなかが弱いんだけど、どのレシピを選べばいい?
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カスタマーサポートに相談したら、はなのようにおなかの調子をくずしがちな犬には鶏ささみ、豚ハツ、低脂肪チキンケアがおすすめとのこと。
黒毛和牛と豚ももは脂質が高いので避けてくださいとアドバイスされました(でも実ははな、定期便で黒毛和牛を食べて快便です)
最初は全体の10%程度からトッピングとして食べさせ、1週間以上かけてゆっくり切り替えるのも大切なポイントみたいですよ。
- 小食で偏食だけど、どれがおすすめ?
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はなはどのレシピも食べてくれましたが、豚ハツと黒毛和牛は特に好きみたいです。
この2つはカロリーが高めなぶん、1日に食べる量が少なくて済むので、たくさん食べられない子に向いています。
実際に食べさせてみると、予想と結果がちがって新鮮な驚きがあるので、試すのって本当に大事だと思いました。
- 原材料にある「植物油脂」って、具体的になに?
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気になって確認したら、植物油脂は使用しているサプリメントに含まれる少量の油とのことでした。
大豆油由来の植物油脂で、脂溶性ビタミンであるビタミンEの供給源として使用しているそうです。
- 動物病院と提携って、具体的にどういうこと?
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提携している動物病院にはパンフレットが置いてあり、相談ができるようです。
数は少ないですが、直接バディフードを購入できる動物病院もあります。
かかりつけの動物病院が載っていないか、提携動物病院リストで検索してみてください。
- 開封後はどれくらいもつ?
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よくある質問を読むと「できる限り清潔に保った場合で2日程度が目安、ただし、2日間であれば問題ないことを保証するものではない」との記載があります。
3日以内、4日以内と明記しているフレッシュフードメーカーもありますが、私は2日で食べさせるようにしています。
ここだけの話、フード切り替え時に余った開封3日目のバディフードを食べてみたら、風味はほぼ変わらず美味しかったです(はなには食べさせていませんよ)
- 開封後はどうやって保管してる?
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チャック式になっていますが、プチプチプチッと気持ちよく閉まるときと、そうでないときがあります。
さらに、気をつけていてもチャック部分にフードが挟まってしまいます。
でも、これはどのメーカーのフレッシュフードも同じ。
私は神経質で心配性なので、開封後はさらにジップロックに入れたり、タッパーに入れて冷蔵庫で保管しています(二重にしているってことです)。
- すべてのごはんをバディフードにしたら、1か月いくら?
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1.5キロのはなの場合で、1日量が0.6パック。バディフードのみを食べさせる場合、18パック(29.9日分)が定期便で10,692円です。
オヤツのカロリー分を考慮し、実際は2日で1パックにしています。
バディフードの公式サイトで計算できるようになっているので、年齢、活動量、体重などをもとに算出してみてください。
- 買っても食べない可能性はない?
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もともと食に興味がない、体調が悪い、歯が痛い場合などは、フレッシュフードでも食べない可能性は大いにあります。
ですが、はなの変化を見て、試さないのはもったいないと思いました。
不安なら定期便の初回返金制度を活用すればいいですし、カスタマーサポートにアドバイスを求めてみるのはどうでしょうか?
私は問い合わせフォームから質問したのですが、機械的な回答ではなく、はなと私にしっかりカスタマイズされた内容で、心があたたかくなりました。
- カリカリに比べて高いよね?
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フレッシュフードはどのメーカーも高額ですが、原材料、製造の手間、冷凍コストを考えたら妥当だと思います。
ドライフードはどうしても酸化が気になりますし、体へのメリットや食べる喜びが大きいのはフレッシュフードだと考えています。
とは言いつつ、もし愛犬が5キロを超えるサイズだったら、わが家も予算オーバーです…
- 冷蔵庫はどれくらい場所をとる?
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定期便で届いたものを測ったら、12パックで30センチ×8センチ、18パックで30センチ×12センチほどです。
思ったほど場所はとらないなと思いました。
- 冷蔵庫だと何時間くらいで解凍できる?
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半日~1日前に冷蔵庫に入れておけば、やわらかく解凍できます。
水分量の差なのか、グラム数の差なのか、鶏むねレバーと豚ハツは解凍が早く(半日)、鶏ささみは解凍に時間がかかる気がしました(とはいっても1日あれば大丈夫)。
- フレッシュフードは歯垢や歯石がつきやすくない?
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6匹育ててきた経験では「ドライフード<フレッシュフード<ウェットフード」の順で口の中に残りやすいです。
歯周病は全身病につながりますし、歯の痛みは食べる楽しみを奪います。
フードの種類に関係なく、毎日の歯磨きと定期的なスケーリング(動物病院で)を心がけましょう!はなも私もがんばってます。
- バディフードは涙やけに効果があると思う?
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涙やけは目の病気などで涙が大量に流れた結果、目の下が茶色く変色してしまった状態です。
愛犬ねねは眼瞼内反症が原因で涙やけができたことがあるのですが、涙をこまめに拭いていたらキレイになりました。
愛犬に食物アレルギーがあるなら、その該当食材を避けることで改善する可能性はあるかもしれません。
- バディフードに不満はないの?
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あります!
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【まとめ】バディフードは愛犬の「好き」と飼い主の「食べさせたい」が一致したごはん
- 原材料と栄養バランスは問題が見つけられない
- フレッシュフードのなかでは安価に設定されている
- 食べることに興味がなかった愛犬が食に目覚めた!
- アレルギーに配慮し、卵を使用していないレシピがある(鶏むねレバー、豚ハツ、低脂質ハツ・ケア)
- 穀物アレルギーに配慮し、グレインフリーも用意されている(黒毛和牛、豚モモ、低脂質チキン・ケア)
- どのレシピも1袋200Kcalに統一されているから便利
- カスタマーサポートの対応があたたかい
- お試しパックが高い(定価に近い?)
→初回30%オフで返金制度がある定期便がおすすめ
→たまにキャンペーンで安くなるらしい - 体重が5キロを超えると、コストがかなり厳しい
→私ならドライフードや手作りごはんと併用する - 賞味期限が6か月なので、短いと感じる人がいるかも
→他社は10か月~1年半。でも、私は半年ぐらいがベストだと思う - 冷凍庫が使えないと停電時にアウト
→私は食べきりサイズのカリカリとウェットも常備
飼い主が「これ好きでしょ」と思ったレシピより、「これはあんまり好きじゃないでしょ」と思っていたレシピのほうが実際は大好きな味だったりして、実に新鮮な驚きの連続でした。
「はなって、本当はこんなに食べられるんだ!これが好きなんだ!」
はなの未知数な可能性を感じて、なんとも言えない感情がこみ上げてきました。
うれしさと愛しさと希望が混ざったような、オキシトシン(愛情ホルモン)に満ちた感情がわいてきて、夫婦でギュッとはなを抱きしめました…
バディフードはInstagramやTwitterといったSNSの活用が他社にくらべて控えめですし、犬の情報メディアもあえてやっていないよう。
「こんなにいい商品なのに、口コミが少なくてもったいないなぁ」と思ったので、はなの食欲スイッチを入れてくださったことに感謝の気持ちをこめて、力いっぱいレビューを書きました(広告ではありません)
子犬用ごはん、歯がなくても食べやすいハイシニア用のごはんも作ってほしいな
犬の生涯が記録できる健康管理プラットフォーム(アプリ?)の開発もお待ちしています!←2024年4月にリリースされて重宝しています